パニック障害

  • #大勢の前での 発表が苦手だ
  • #突然息苦しく、なったり動悸がする
大勢の人の前で話すときや大事な試験のとき、緊張して汗をかいたり、心臓がドキドキしたりするのは当たり前の反応です。でも心配や不安が過度になりすぎて、日常生活に影響が出ていたら、それは不安障害かもしれません。不安障害は、精神的な不安から、こころと体に様々な不快な変化が起きるものです。ひとくちに不安障害といっても様々な病気があるので、代表的なものをご紹介します。

・パニック障害
突然理由もなく激しい不安に襲われて、心臓がドキドキする、めまいがしてふらふらする、呼吸が苦しくなるといった状態となり、場合によっては死んでしまうのではないかという恐怖を覚えることもあります。このような発作的な不安や体の異常な反応は「パニック発作」と呼ばれており、パニック発作がくりかえされる病気をパニック障害と呼んでいます。 パニック発作では、次のような症状が突然表れて、10分以内にピークに達します。

●動悸がする、心拍数があがる
● が出る
●体が震える
●息切れがする、息苦しい
●窒息する感じがする
●胸が痛い、胸苦しさがある ・吐き気、おなかの苦しさ
●めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ
●現実でない感じ、自分が自分でない感じ
●自分がコントロールできない、変になるかもしれないことへの恐怖
●死ぬことへの恐怖
●感覚まひ、うずき
●冷たい感覚、あるいは熱い感覚がする

パニック障害では、パニック発作になったときの苦しさや怖さから、「また発作が起きたらどうしよう」と心配になることが多く、これを「予期不安」といいます。予期不安を感じて、電車や人混みを避ける、頼れる人がいない状況や一人で出かけることを避ける、あるいはエレベーターなど逃げられない場所を避けるようになることがあります。
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